風俗業界特有のシステム「バンス」を利用するとどうなるの?
更新日2016/09/27
昼間のお仕事とはちょっと違う、独特のシステムや常識があったりする風俗業界のお仕事。
中でも、「バンス」制度は風俗独特のシステムなのではないでしょうか。
「バンス」ってどんな制度?
バンスとは、お給料の前借りをすること。
昼間のお仕事をしていると、ほとんど聞きなれない言葉だと思いますが、風俗のお仕事をする女性と言うのは、そもそもお金に困っていたり、急に大金が必要になって風俗のお仕事で働き始める、という人が多いため、そもそもお店にお給料を前借りする風俗嬢は多かったようです。
そのため、お給料の前借りが、徐々に「バンス」という制度として浸透し、多くのお店でこの制度が採用されるようになりました。
バンスを借りるためには、金銭消費賃借契約書や借用書等の書面を交わして、貸付金として風俗嬢に渡している場合が多いようです。
急にお金が必要な風俗嬢にとって、バンスはありがたい存在
急にお金が必要になった場合、クレジットカードや消費者金融で借りるのも一つの手ですが、怖いのは利息です。
大金になればなるほど、利息も高くなります。
その点、バンスのありがたい点は、利息が安い場合が多いこと。
バンスは、無利息で貸してくれる良心的なお店や、法で規定された範囲内での利息を取るお店がほとんどです。
しかし、注意しなければならないのは、利息についてはお店それぞれで勝手に決めている値段であるため、ブラック経営をしているお店では法外な利息を請求してきて、嬢をお店に縛りつけようとすることもあるようです。
そのため、もしバンスを利用する際には、事前にしっかり契約内容を確認することが必要です。
バンスはいくらまで可能なのか
バンス、借金をすると言っても、実際にいくらまで可能なのかが気になるところですよね。
しかし、この金額は風俗嬢によって変わってくるのだそうです。
信頼が築かれていれば、多少多めに貸してもらえるかもしれませんし、お店によっては上限が決まっている場合もあります。
でも、お店がなぜバンスを許可しているのかと言えば、バンスという制度を取り入れることによって、お店が得をするからです。
ですから、バンスをしてもお店に何のメリットもない嬢の場合は、お店はお金を貸してくれません。
たくさん働いてくれそうな嬢、たくさん稼いでくれそうな嬢には、数十万~百万単位でバンスを許可するお店もあるようです。
逆に、お店で働き始めたばかりだったり、あまり稼げなさそうだったりすると、せいぜい数万~数十万程度だそうです。
また、バンスを借りている間は、風俗嬢はお店を辞めることはできません。完済してから辞めることになります。