風俗嬢のリアル…風俗嬢は風俗のお仕事についてどう思っている?
更新日2016/09/15
風俗のお仕事は、女性の「性」を商品として男性客に売るというお仕事の最もたるものです。
軽度のもので言えば、グラビアアイドルやメイドカフェの店員、キャンペーンガール等だって性を商品価値として見出しているお仕事になりますが、風俗嬢とそれらのお仕事の間にあるのは、やはり「ヌくか、ヌかないか」の差なのではないでしょうか。
グラビアアイドルやメイドカフェ店員なら問題ないけれど、風俗嬢となると「汚れている」というレッテルを貼ってくる世間の目に常に晒されながら、その狭間でさまざまな理由により風俗で働く風俗嬢たちは、一体自分たちの仕事のことをどう考えているのでしょうか?
働く理由も人それぞれ
まず、働く理由も風俗嬢によって違ってきます。
「学費を払いたいから」「借金を返済したいから」「贅沢な生活をしたいから」、といった金銭に関わる事情で風俗嬢をしている女性は、やはり圧倒的に多いようです。
また、他には「自由な時間に働けるから」「短時間で高給が手に入るため」というように、時間的な自由を求めて風俗で働く女性もいます。
しかし、中には「寂しいから」「男性に女性として見られたいから」といった、金銭とは全く関係のない理由で風俗で働く女性もいます。
モチベーションも風俗嬢によって全く違う
風俗嬢の中には、「風俗で働いていることを周囲から隠したい」「働いていた過去をなかったことにしたい」と考えているような層もいますが、中には風俗嬢としての自分にプライドを持って前向きに働いている層もいます。
後ろめたい気持ちで働いている風俗嬢は、やはり世間からの冷たい目に晒されるのには耐えられない、という気持ちが強いと思います。
逆にプライドを持って働いている風俗嬢は、自分の収入やキャリア等に自信を持っており、風俗嬢の立場の向上、人間的な部分での自分磨き等に意識を傾けていることも多く、ある意味フェミニズム的な価値観も持ち合わせているように思えます。
風俗という仕事が抱えるナイーブな問題
風俗というお仕事は、人によっては「その後の人生設計を狂わせる大きな障害になりえるもの、でも今現在とにかくお金が必要なので、仕方なくやらなければならないお仕事」という位置付けかと思います。
そういう意識で働いている風俗嬢にとっては、風俗のお仕事は黒歴史であり、一秒でも早く抜け出したいものであるかもしれません。
また、これから風俗のお仕事をしなければならない状況に置かれた女性も、そのような考え方をもっている嬢はかなり精神的に追い詰められがちです。
しかし、冷静になってよくよく観察してみると、そんな風に心配する必要はあまりないことも多々あります。そこまで怯えながらお仕事をする必要もなく、おっかなびっくりで風俗のお仕事を始めたものの、実際に働き始めてみたら「思っていたよりもずっと居心地が良い」と言う女性も多いようです。
お店側も風俗嬢の立場については充分に熟知していますので、アリバイ対策に力を入れていたり、風俗嬢がなるべく働きやすい環境作りを心がけてくれているものです。
そのため、逆に一般企業に比べて風俗業の方が女性にとって居心地が良い環境、職場だったりすることもあります。
まだまだ裏稼業のイメージが強い風俗ですが、それは行政の手がなかなか入らないと言うことも大きいかと思います。しかし、実際には風俗業界は、女性にかなり開かれた職場であり、女性に優しい業界であると言えます。