精液を飲んでも美容効果がないどころか、風俗嬢を悩ませる「精液アレルギー」って…?
更新日2016/09/05
デリヘルでもヘルスでもソープでも、風俗のお仕事をしていて口内射精されたときには、なるべく精液は吐き出したいもの。ゴックンのオプション付きの場合だと仕方ないですが、でも精液を飲むと性病リスクが高まるので厄介です。
中には「美容に良いから」と精液を好んで飲む女性もいますが、あれは真っ赤なデマ!飲んだからといって何が変わるわけではなく、ただ危険リスクが上がるだけです。
精液はタンパク質だから美容に良いというデマ
よく「精液はタンパク質だから美容に良い」という風に言い張る男性がいますが、それはデマです。
タンパク質で言えば、納豆や卵、牛乳で摂取したほうがはるかに良いです。
しかも、プロスタグランジンという成分が多量に含まれていて、この物質が下痢や腹痛に繋がることも…。
ちなみに、お肌に塗っても美肌効果なんてありません。毛穴に詰まって、むしろ肌荒れの元になることもあるとか。
1割の女性が!?「精液アレルギー」の恐怖
しかも、精液を飲みまくっていると、まれに体質によっては「精液アレルギー」になってしまうことも!
英マンチェスター・メトロポリタン大学のマイケル・キャロル医師によると、約1割の女性が精液アレルギーの可能性があるとか。
精液アレルギーは突然発症してしまうこともあり、精液が触れた部分に赤みや腫れ、かゆみ、酷いときにはアナフィラキシーショックに陥って呼吸困難等になる場合も…。
フェラをしていて喉の痒み腫れ、クシャミ、目の周りが腫れる等の症状が出た場合も、精液アレルギーの可能性がありますので、お医者さんに行って検査したほうが良いです。
ちなみに、精液アレルギーは特定の男性の精液だけにアレルギーになるのではなく、どの男性の精液でもアレルギー反応は出るとのことです。
「精液アレルギー」になったら治るの?
精液アレルギーというアレルギーがある、ということはあまり知られていないので、精液アレルギーだと気づかないまま過ごしている女性は多いとか。
いったん精液アレルギーになると、症状は治まってもアレルギー自体は治らないので、精液に触れないようにしたり、セックスをしないようにする必要が出てきます。
精液アレルギーの治療方法としては、20分おきに薄めた精液を膣の中に入れて、徐々に量を増やしていって過敏反応を抑えようとする治療法「膣内精液段階的希釈法」というものもあるようですが、こちらも日本ではあまりメジャーではなさそうです。
更に、精液アレルギーになると妊娠も困難になってきてしまいます。
でも、精子を培養液で洗浄し、抗体除去した後に体外・人工授精等をすることにより可能だとのこと。
なんにせよ、いったん精液アレルギーになってしまうとかなり面倒くさいことになってしまいます。