日本海側最大のソープ街・新潟県新潟市・新潟花街「昭和新道」
新潟県新潟市には、古くは江戸初期から遊女が春をひさいでいたと言われており、江戸中期には古町通３番町西辺りに、新潟で最も古い花街である「中道」が作られたそうです。
江戸後期になると、文政年間には古町、脱奔小路、熊谷小路、嶋（毘沙門島）に花街・遊郭が作られました。
昭和初期まで「古町花街」「下町花街（北廓）」「沼垂花街」がありましたが、現在ではその面影を残しているのは古町花街のみとなっています。
古町花街は明治31年（1898年）までに 遊郭として存在していましたが、その後場所を移転し、遊郭が廃止となると赤線→現在のソープ街へと姿を変えていきました。
更に寄附町には［北廓］とも呼ばれていた「下町花街」が、沼垂町には「沼垂花街」がありました。
明治年間の新潟の風俗
明治26年になると、新潟町のあちらこちらにあった遊郭を本町通十四番町近くの横七番街以北に集められ、「新潟遊郭」と呼ばれる遊郭が作られましたが、明治31年に発生した火事によって全焼してしまい、その後、本町通十四番町に「十四番町遊郭」という名の遊郭が、更にそこから近い常盤町にも「常盤町遊郭」という名の遊郭が作られました。
明治21年には脱奔小路で火事が発生し、新潟県篠崎知事によって遊郭の統合が開始させられます。更に明治23年に発生した火事によって延焼した南・北毘沙門町が営業免許を取り消され、明治26年には古町通や西堀前通で火災が発生し、妓楼のほとんどを焼失したために、５年間の猶予期間の後にこの場所での売春が禁止され、明治31年には本町14番地から出火し、14町の貸し座敷が全焼、遊郭を常盤町に移転させました。
終戦後、昭和21年にはＧＨＱにより公娼制度が廃止されたものの、新潟の遊郭は赤線として営業を続けていたものの、昭和３３年に売春防止法が施行されると、新潟の遊郭の歴史は幕を閉じました。
現在の新潟の風俗
現在の新潟市では、古町花街のみが昔の面影を残しているのを目にすることができますが、古町花街は未だ現役の風俗街です。古町花街は「昭和新道」と名を変えて、現在では８軒のソープランドが営業する日本海側最大のソープ街として知られており、古町通5番町と東堀通5番町を結ぶ路地に存在しています。
昭和の風情が色濃く残る、夜の昭和新道のネオンに惹かれて、数多くのソープランドファンが連日訪れてきています。新潟に立ち寄った際には、ぜひ歴史と情緒ある新潟の風俗を、昭和新道のソープランドで満喫してみてはいかがでしょうか。
