「NK流」って何!? 西川口、裏風俗の歴史
工場労働者、公営ギャンブル場客を相手にスタートした西川口の風俗
東京都からも程近い、荒川の向こう側の埼玉県川口市にある西川口。
工業都市である川口には、そこで働く労働者を客として見込んだ飲み屋、公営ギャンブル場である川口オートレース、そして風俗が多数営業する歓楽街もあります。
70年代には「トルコ風呂」が西川口にも開店し、80年代にはトルコ風呂からソープランドへと名前を変えて営業は続きます。
しかし、その一方で、西川口一番街方面にはピンクサロン、サロン、ファッションヘルス等の風俗も乱立していきます。
そんな中でも、特に西川口は「NK流」として名を馳せた裏風俗街。
「NK流」とは「西川口流」の略で、本番行為をさせるという意味を持っているそうです。
「NK流」の西川口が全国的に有名な風俗に!!
NK流の西川口が、全国の風俗ファンの中でも有名になったのは、2000年頃とのことで、そもそもは川口オートレースのギャンブル客男性を相手に小規模に細々と営業している風情のあった西川口の風俗でしたが、すぐ隣町である東京都の北区の違法営業の風俗店が軒並み摘発を受けて壊滅状態になったため、そちらからどんどん流れてきた風俗業者、風俗嬢の頑張りにより、今度は西川口が風俗街として発展していったそうです。
そこで増えていったのが、先に述べたピンサロ、サロン、ファッションヘルス等の風俗で、西川口の風俗では「本番ができるのはソープだけ」という常識を打ち破り、西川口流、「NK流」として、ピンサロやサロン、ファッションヘルスのお店でも本番ができる!というのをウリにしていました。
こうして西川口の風俗は非常に栄えていたそうです。
風俗浄化作戦が、西川口の風俗にも大打撃を与える
しかし、今となってはそれも昔の話。
以前はそこら中に営業していた、NK流の違法風俗店の数々は、2005年に埼玉県警により行われた大規模な摘発で、一掃されてしまったとのこと。
この摘発は、2003年の風営法取締り、そして2004年の新宿歌舞伎町を発端とする風俗浄化作戦の波によるもので、西川口のNK流違法風俗店はほぼ壊滅状態となってしまいました。
現在の西川口の風俗のメインはデリヘルとイメクラ
今では、営業許可をきちんと取っている風俗店が細々と営業を続けています。
街からはかつての賑わいは消えてしまい、あちらこちらに元風俗店跡の空き店舗が見受けられ、どうしても街全体ががらんとして裏寂れた感があるのは否めませんが、夜ともなれば一つ、また一つと怪しげな風俗店の看板に明かりが灯り、風俗ファンの心をしきりにくすぐります。
最近の風俗業界全体の傾向として、店舗型の風俗店の新規開店がどんどん難しくなっているということもあり、西川口の風俗の中にも、より簡単に営業を開始することができるデリヘル店の数が多くなってきています。
西川口は駅前に韓国料理のお店、韓国系の居酒屋もちらほらと営業していますが、デリヘルでも、もちろん韓デリがしっかりと営業していますので、韓流美人と遊びたい、という男性のニーズにもバッチリ堪えてくれます。
西川口で営業しているヘルスでは、なぜかイメージプレイ推しなお店が多く、イメクラ店が多数営業しています。
メイドや女教師、制服等のコスチュームを楽しめるお店も多数あります。
また、デリヘル・ヘルスともに人妻・熟女系のお店も多く、若くて美人な女の子もいるにはいますが、どちらかといえば熟女の濃厚サービスを求めて来る風俗ファンがより多いようです。
デリヘルとイメクラが台頭する中、地味に頑張っている西川口のソープランドは、吉原や新宿等の都内のソープランドと比較すると、平均的に安めの料金で遊ぶことができますので、都心からちょっと遠出をして遊びに行く場所としても、西川口はオススメです。